COLUMN

2020.02.04

フラワーロスに明るい気持ちで向き合う。

こんばんは、前田有紀です。
比較的ゆとりを持って過ごすつもりだった1月。
一瞬で終わってしまって、「もう1/12終わっちゃった!」と
焦っています。そんな方も多いのではないでしょうか。
まだ11ヶ月あるから大丈夫ですよ、みなさん、いい1年にしましょうね!
(と、自分に言い聞かす。)


さて、先日大きな撮影があり、とてもたくさんの生花を仕入れてきました。
私たちはお花そのものを販売もしていますが、
”花”を通じてたくさんのフラワーデザインを生み出しているので、
お花や撮影は、仕事をしていく上で欠かせないものです。
少しでもテーマが伝わる表現を!と思って臨む撮影の最中には
「もっと必要だったかな」と思うくらいですが、
撮影が終わってみると、とてつもなくたくさんのお花が残りました。
基本的には使い終わったお花はブーケにして、クライアントさんに持ち帰って
いただくのですが、それでもお渡しし切れないほどの量が手元に残りました。
バケツにして5、6個分でしょうか。たった1日で役目を終えた花たち。

まだ綺麗とはいえ、一度使ってしまっているし、たくさん触れて、
少しずつくたびれているため、花屋としてその花たちを販売することはできません。
かといって、スペースも限られているので全部を自分たちで飾り続けるも難しい。
撮影に携わっている花屋さんはきっと同じ悩みを持っているし、
お店で販売している花屋さんでも、大量にお花を仕入れても
売れなければ日を追うごとに鮮度が落ちていく。

「花を捨てたくない、でも捨てないといけない。」

そんな切なさを抱いているフローリストは少なくないと思います。


今回は、私が自宅に持ち帰り、一部はドライフラワーなどにして
その後のフラワーワークに活用できるものを残し、好きな花は花瓶にいけて飾りました。
そしてそれでも残った多くのお花は、保育園のママ友たちに声をかけて、
少しずつ束ねてブーケにして譲ることにしました。


それぞれのご家庭で、短い間でもお花が明るい空間をもたらしてくれることを願って。
受け渡しには、みんなが取りに来やすいように、
とてもお世話になっているお店の軒先を借りて。
息子が「お花どうぞ〜!」と小さな体でブーケを抱えて声をあげてたり、
友達の娘さんはブーケを束ねるのを手伝ってくれました。
気づけば、お母さんも、お父さんも、お子さんもみんなとてもいい笑顔で
お花を選んだり、受け取ってくれたりしてくれていました。

それぞれの家庭にお花が少しずつもらわれていき、バケツはすっからかんに。

後日、保育園に息子を迎えにいくと、その時にお母さんたちから、
「まだ綺麗に咲いているよ!ありがとう!」と声をかけてもらったり、
「お客様が来てくれて、お花を喜んでくれた。」と報告してくれたり。
お花と通して、笑顔や会話が格段に増えたのでした。

「花は人を笑顔にする。」そんなことを再確認して、
私にとって、心に明かりが灯るような体験でした。

私は花屋なので、いつも今回のようなことができるわけではありませんが、
自分の目指していることを思い出せたような気がします。

guiでは、生花だけではなく、アクセサリーやドライフラワーのアイテムを通して、
”フラワーロス”を伝えていきたいと思っていますのが、
それは悲壮感いっぱいに向き合うのではなく、
明るく楽しい気持ちも大切にしながらでありたいなと思っています。

まもなく、guiのフラワーアクセサリーも新作が登場します。
たくさんの方と花との距離がまた一歩縮まることを心から願って。