COLUMN
2018.12.11
クリスマスと親子の記憶。
こんにちは。guiスタッフの国広です。
12月も半ばに差し掛かり、クリスマスソングがいたるところから聞こえてくる、そんな季節になりました。
多くの人がそのときを楽しみに待つクリスマスシーズンには、チキンやジンジャーブレッドクッキーなど、この時期ならではのものがたくさんありますね。
実は、私の家族がさいたまの浦和でパン屋「Yellow Knife(イエローナイフ)」を営んでいて、
クリスマスシーズンはパン屋も大忙しになります。
今日は「パン屋のクリスマスといえば」の「シュトーレン」について少しご紹介したいと思います。
シュトーレンは、ドイツ発祥のお菓子で、ドイツではクリスマスを待つ間に少しずつスライスして食べる習慣があるそうです。その形がトンネルに似ていることから、「地下道」や「坑道」の意味を持つ子の名前がついたと言われています。
その作り方は、イエローナイフでは、ラム酒などに漬け込んだドライフルーツを、独自に調合したスパイスと一緒に甘いパンの発酵生地と練り混ぜ、じっくりと焼いていきます。
焼きあがったらバターに落とし、砂糖を満遍なくまぶして完成!
毎年11月に入ると、シュトーレンの仕込みの準備で忙しくなり、その様子は、クリスマスシーズンに向けて、準備に慌ただしくなる花屋ともなんだか重なります。
お子さまが召し上がっても安心な食材で作られたパンや、お子さま向けの絵本などをたくさん置いていることもあって
親子連れのお客さまもたくさん来てくださるのですが
カフェスペースでパンを分け合いながら、店内に飾られた花をお子さまが指をさし、お母さんがそれに優しく答える様子などに出会うと、
なんて豊かな時間なのだろう、大きくなっても覚えていてほしいな、
と思います。
ところで、みなさんの子どもの頃記憶で1番古いものは、何歳頃のものですか?
わたしは幼稚園に通っていたころ、母と毎日通る道に、金木犀の立派な木があって、
「お母さん!ここからいい匂いがするよ!」
「ここからはもう、匂いがしない!」
と金木犀の香りがどのくらいの距離からわかるか、を探りあったことを鮮明に覚えていて、今でもその季節になるといつも思い出します。
実は、子どもの脳は、3歳頃に完成するので、みなさんだいたい3歳くらいのときの記憶が最も古い記憶なのだそう。
guiのお届けする花たちが、家族と過ごす豊かな時間の記憶のひとつとなって、子どもたちの心に残ってくれたらいいな…
そんなことを願いつつ、今日も花と向き合います。
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