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COLUMN

2018.10.12

guiはどうしてコラボレーション?

前田有紀です。10月はじめの3連休、鎌倉のJAMES&CO.さんに
お越し下さった皆さま、どうもありがとうございました。
想像以上にたくさんの方との出会いがつながり、広がり、
大きな輪になって、最高の体験をさせていただきました。
鎌倉に引っ越してから、JAMESさんの前を通るたびに、
あの小屋をお花屋さんにしたら素敵だろうなぁと想像していたので、
小屋の窓から顔を出してお花をお渡しした時、私は最高に幸せでした。
写真見返したら本当に幸せそうな顔をしていました!


「花と、鎌倉の洋服店さんとのコラボレーション。」
guiをスタートするにあたって、”コラボレーション型の移動花屋”という
コンセプトを大事にすることを決めたのですが、それには、
もともとの花屋修行時代から「花を花好きの一部の人が楽しむもの、で終わらせたくない!」という気持ちが強かったことが影響しています。


数年前のことですが、花屋勤務時代にオーナーに提出した最初の企画は、「ルワンダバスケットとアフリカの花のコラボレーション」でした。

日本には世界中から花が届いているのにそれがあまり知られていない。アフリカから届いた草花を集めて、アガベを原料にしたルワンダバスケットを日本のみなさんにお届けしているruise Bさんにオファーをだし、出店をしていただいたんです。
代表小澤さんとのワークショップも開いたりして、期間中たくさんの方にお店にきてもらいました!花が好きな人だけでなく、アフリカのファッションに関心がある人、フェアトレードに意識を持っている人。これまで訪れていたお客さんと、
少し違う世界観をもった方々が訪れてくれたのが印象的でした。



そこから、話せば長くなりますが、コーヒー、映画、パン屋さん、写真と、色々なコラボレーションを企画して、イベントをたくさん手がけました。
そのイベントをきっかけにお店に足を運んでくれる人が増えていきました。


9月に立ち上げたばかりのguiですが、
様々な世界とコラボレーションするguiの活動を通して、花を好きになったり、
花を体験する人を一人でも多く増やしていきたいと思っています。
そんな信念を持って、出店先や活動方針もスタッフと話し合って、決めています!

今回のJAMES&CO.さんの出店では、「花をたくさんの方にお届けできた」という、
当初の目標だけでなく、思いがけず勉強になることがたくさんありました。
それは「スタッフの皆さんの働く姿勢や意識を知ることができた」ということです。
JAMESさんのオープンは、お昼の12時ですが、スタッフの皆さんは私たちが到着するずいぶん前に出社されて、お店中を塵一つないくらいにピカピカにお掃除していました。
初めての出店にばたつく私たちをさりげなく気にかけてくださっていました。
ちょっと困っていると「手伝いましょうか〜」と店内からでてきて重いものを運んでくれたり、タオルを貸し出してくれたり、差し入れをくださったり。
3日間と短い時間を過ごしただけでも、信頼できる素敵な人たちだとよくわかりました。そして、皆さんが接客で口にする言葉は信頼できるものだと思いましたし、
実際にお客さんもブランドをとてもよく理解して服を買っていってるように見えました。
ブランドというのは、「商品」単体のことを指すのではなくて、
携わっている人全員で作り上げていくものなんだということを実感しました。
花もそう。デザインがどうとか、色合いがどうとか、花だけのことではなくて、
スタッフ含めて私たちの姿勢の一つ一つ、思いの一つ一つを大切にして、
作り上げていくものなんだと、JAMES&CO.さんから教えていただきました。

guiはまだ立ち上げたばかりの小さな花屋のブランドですが、たくさんの方に花の魅力を伝えていけるように、もっともっと工夫が必要ですし、成長しなければ。
かけがえのない体験をさせてもらって、感謝の気持ちでいっぱいで長くなりました。

さて、guiの次なるコラボレーションは、カリグラフィーアーティストの島野真希さんです。花とカリグラフィーが合わさると、その空間は魔法のように素敵になります!
10月19日はフラワーボックスのワークショップもありますので、ぜひ詳細をご覧ください!